塩分摂取量は１日推定食塩摂取量（田中式）で確認することができます！

１日推定食塩摂取量（田中式）

1日の塩分摂取量を測定する方法として「１日推定食塩摂取量（田中式）」があります。この計算方法は尿中ナトリウム濃度をもとに食塩摂取量を推定する方法です。

この方法では、尿中のナトリウム濃度を測定し、それをもとに24時間あたりの摂取食塩量を推定します。具体的には、以下の式を用いて計算できます。

１日推定食塩摂取量（g）=尿中ナトリウム排泄量（mEq/日）×0.024

塩分摂取量が高い時の原因は？

１日推定食塩摂取量が高い原因としては、食事、生理的、薬物などの影響が考えられます。

塩分摂取によるもの

食事によって体内に摂取されたナトリウムは、腎臓でろ過され、必要な量だけ体内に取り込まれ、余分なものは尿中に排泄されます。食事によるナトリウムの摂取量が多すぎる場合は、腎臓が排泄しきれず、尿中ナトリウム排泄量が増加することがあります。

カリウム摂取によるもの

カリウムは、ナトリウムを体外排泄する作用があります。この作用により尿中ナトリウム排泄量が多くなり検査値に影響を及ぼすことも！？塩分摂取量が目標より多い方はナトカリ比が２前後であるか確認してみましょう！4より多い場合は塩分の摂取が多いことが考えれます。逆に２よりすくなければカリウムの摂取により検査値が高くなった可能性があります。

腎機能が亢進している場合

腎臓の機能が亢進している場合 腎臓は、血中のナトリウム濃度を一定に保つため、必要に応じて排泄量を調節します。腎臓の機能が亢進すると、この調節が過剰になり、尿中ナトリウム排泄量が増加することがあります。

薬物が影響している場合

薬物の影響 一部の薬物は、腎臓のナトリウム排泄を促進する作用があります。例えば、利尿剤や降圧剤などがその代表的なものです。

その他の原因の場合

その他の原因 その他にも、熱中症や下痢などによって、体内の水分や電解質が失われた場合に、腎臓が排泄を促進することがあり、尿中ナトリウム排泄量が増加することがあります。

塩分が高い時にできる対策

まずは、何が原因で塩分が高いのか確認してみましょう。

多くの方は、食生活が影響していることが多いと考えられれます。

食塩は、味噌や醤油の調味料だけでなく、パンや多くの加工食品などにも含まれています。

商品を購入する際は、栄養成分を確認して購入するのも一つの対策になるでしょう。