炊飯器の進化は飛び抜けており、最も一般的な機能であるご飯の炊き方をも革新しました。今回は、異なる炊飯器の技術に焦点を当て、それぞれの違いと、炊きあがったお米の特徴を探ります。
圧力＆スチームIH、可変圧力IH、超音波IH圧力、真空圧力IHどれを選べばいいのか。
真空圧力IH（東芝）
真空の状態でお米を炊く方式です。
お米の吸水性を高め、炊きあがったご飯が一層美味しくなる。
- 内釜の中を真空にし、圧力差で芯まですばやく吸水させます。しっかり水を吸ったお米は内部まで熱が伝わりα化を促進します。
- 内釜の中に残る空気を、外に吸い出し密閉。酸化によるごはんの黄ばみ、水分の蒸発を抑えます。
圧力＆スチームIH（日立）
圧力＆スチームIH炊飯器は、圧力とスチームを組み合わせてお米を炊く方式です。
保温もスチームを使うので、時間が経ってもご飯がパサパサしにくいのが特徴。
- 圧力スチーム炊きは高温のスチームが出る事で、上部の温度が下がるのを防ぎます。
- 米に「ツヤ」が出て「ふっくら」としたご飯が出来ます。加熱すると水分は蒸発しますが、スチームがある事で米の乾燥を防ぎ、ツヤとふっくらとしたご飯になります。
- 圧力も加えていますので米の芯までしっかりと加熱できます保温もスチームを使うので、時間が経ってもご飯がパサパサしにくいのが特徴です。
- 加熱すると水分は蒸発しますが、スチームがある事で米の乾燥を防ぎ、ツヤとふっくらとしたご飯になります。
- 圧力も加えていますので米の芯までしっかりと加熱できます。
可変圧力IH（パナソニック）
可変圧力IH炊飯器は、圧力の強さを調節できる方式です。
お米の種類や炊き方に合わせて調整が可能です。食感をカスタマイズできます。
- 米や水の状態、室温などを独自のセンサーで検知し、火力・圧力を微細にコントロールすることで、ふっくらと粒感のあるごはんを炊き上げることが可能です。
- 炊き上げから追い炊き工程において、釜内の水分量に応じて最適なタイミングで加減圧を行うことで、米にムラなく熱を伝えます。
超音波IH圧力（三菱）
超音波IH圧力炊飯器は、超音波を使ってお米を炊く方式です。
超音波はお米の中に均等に熱を伝え、食材の旨みを引き出します。
- お米の芯まで水を吸わせて、ハリ・ツヤを引き出す「超音波吸水」
- 粘り・うまみを引き出す「大沸騰圧力IH」
まとめ
これらの炊飯器は、各自が好みに合わせてご飯を炊く方法を提供します。どの炊飯器を選ぶかは、個人の好みや予算、炊飯の目的に依存します。購入前に、各製品の具体的な性能や機能を比較し、自分に合ったものを選ぶことが重要です。
炊飯器の進化により、美味しいご飯が簡単に手に入るようになりました。あなたの食卓にどの炊飯器が一番合うか、じっくり考えてみてください。
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